CADによる設計
蛇口の開発現場では、どのように設計を行っているのでしょうか?それは、CADというパソコンを使った図面を作成するソフトを使って、設計をしている企業がほとんどです。昔のようにドラフターなどを使用して、手書きで図面を書いている所はほとんどないと言っていいでしょう。2次元CADとしては、現在多くの種類のソフトが発売されています。
一番一般的といえるものがAutoCADといわれるソフトウェアです。建築業界、機械業界、電気設備業界などで使いやすいCADの種類が違い、様々なCADが発売されています。さらに、現在では平面表示である2次元CADから、立体で表示させる事ができる3次元CADが多くの企業で取り入れられています。
この3次元CADとは、どのようなものかご存知ですか?現在では自動車業界や航空機業界では当たり前に3次元CADが使用されています。これを使用する事によって、どのような方でも視覚的に商品を判断する事ができ、さらに部品の設計を行う中でも部品の干渉のチェックなどが正確に行う事ができるようになっています。
しかし、3次元CADの種類も多くあり、高性能なハイエンドCADとしてはCATIA(キャティア)というものがあります。これは豊田自動車などの大手自動車業界で使用されており、追随して多くの企業で使用されています。しかし、製品によっては1,000万円もするものもあり、中小企業では同じような種類のCADを購入する事が困難であることも言えます。2次元CAD同様に、業界ごと、企業ごとに使いやすいタイプのCADを購入し使用しています。